二十歳の約束


――――9月29日

「2年5組の堀越です。大和先生に用事があります。」

「はい、どうぞ。」

「大和先生、これ。岡田からです。」

「いらない。」

「あした、行っちゃうんですよ?いいんですか?絶対後悔しますよ。」

「…。」

「明日夕方6時、福岡空港。」

ここまで小声で話しいたが
伊織は職員室中に響き渡る声で言った。

「ねちっこ!!」

そして伊織は私が書いた先生宛の手紙を
バン!と先生の机に置いて出ていった。