そして、放課後 「綺帆、行くよ。」 伊織が少し強引に連れ出した。 二人でチャリに乗って近くの川まできた。 そこまで一切会話はなかった。 「綺帆、話せる程度でいいから話してくれん?」 「伊織には全部話す。」 それから家族が死んだこと、退学すること 大阪に行くこと、全てを話した。 「…」 「…」 しばらく沈黙が続いた。 もうすぐ太陽が沈みそうで 真横から光が射していた。