「じゃあ、俺、卒業するまでまってていい?」

「…待っててほしい。」

「岡田、卒業するまで待ってるから。」

「…うん。」

先生の抱き締める力が強くなった。

もう壊れる勢いだ。

それから連絡先を交換した。

でも

「岡田が卒業するまで連絡しない。
卒業した瞬間連絡する。」

そう約束をした。