先生が私の腕を掴んで走り出した。 先生は走るのも早くて 文化部の私には少しきつかった。 それでも離さんめとばかりに 強く掴まれていた。 指の跡がつく勢いだ。 「先生っ、」 「ついたぞ!」 あっという間に駐車場についていた。 とりあえず、と後部座席に二人で入った。 先生はカバンから少し大きめのタオルをとって 私の頭に被せた。