トイレで鏡を見ていると、 「真帆いいの?」 要が問い掛けて来た。 「ん?何がーっ?」 「…高邑のコト」 高邑の名前が出た瞬間、少しイラッとした。 「いーの。馬鹿は死んでも治らないから」 軽くあしらった。 が……、