大好きなキミ

 
 
あたしの席は廊下側から2列目の一番後ろ。要は右斜め前。

そしてあたしの隣は…。
 
 
 
「何であんたが隣なのよ!!??」
 
「知らねーよ!!俺に言うな!」
 
 
「ムスッ…」
 
そう、隣は高邑 和也[タカムラカズヤ]。大嫌いって程じゃないけど、あたしの嫌いなヤツ。
 
 
「…馬鹿の相手は疲れるっ!!」
 
「んだと!?テメェ!!」
 
「ちょ、真帆…」
 
 
要の様子を見て、あたしは高邑に言う。
 
「要がいるからやめたげる」