予想とは違って、ドアを開けても誰もいなかった。 ドアを開けたらお母さんとお父さんがいて、すごく怒鳴られるのを想像してた。 でも、しょうがないよね。 今明け方だもん。 もうさすがに寝たでしょ。 あたしはリビングに向かった。 すると、テーブルに座って、肩からスカーフをかけたお母さんがいた。 俯せになって、寝ちゃってる。 ソファーにはお父さんがいて。 携帯電話を握りながら寝ていた。 心配、してくれてたんだ。 きっと遅くまで起きてくれてた。 ごめんなさい、心配かけて。