「…………好きだよ。」
自分で聞いといてなんだけど、
恥ずかしい。
でも嬉しい。
「俺、茅音に俺のこと好きかは、聞き返さないよ。
ずっと、待ってるし。
……………もう、寝るか。」
駿君が先にベットにダイブして、
仰向けになった。
続いてあたしもベットに潜り込んだ。
暗くて、駿君の顔が見えない。
駿君。
ごめんなさい。
あたし、駿君を好きって言ったら嘘になります。
涙が…出そうになる。
そして、あたしは涙を流して決意する。
駿君ときちんと付き合うには、
お兄ちゃんのこと。
はっきりさせなきゃ、いけない。