「ぷっ!なにお前!あんたみたいな奴はじめてなんだけど!」 「何がおかしいのよー!てゆうか、あんたじゃなーい! あたしはちゃんとした名前があるんだからーっ」 「じゃ、名前なんてーの?」 「藤島茅音。」 「ふーん」 藤島…? 2年にも、藤島っていたよな。 女子に大人気な奴。 たしか…、 藤島和音……? に、似てる。 似すぎてる……。 ………でも顔似てねーし、偶然か? 「あんたの名前は?」 俺はタバコの吸いかけを茅音に渡した。