………だけど、



キシキシと音を起ててハシゴを登って来た。



…………だけど、ね




「また、泣いてる。」




どこか優しくて、




「ほんっと相変わらず、泣き虫。」




どこか意地悪で


………だけど、




「ほら、泣くな。」




ポンポンと頭を優しくて撫でられた。




「ったく、アイスごときで泣きやがって、」




暖かいぬくもりが、あたしは大好きだった。




「お兄ちゃんのせいでしょ?」




もちろん、家族愛。


ただ、言えるのは、
喧嘩してるけど、本当は仲良しってこと。