帰り道、まきえのお兄ちゃんの隣をちょこちょこと歩く姿を見ながら、 あたしは一人後ろでとぼとぼと歩く。 その隣に何故か駿君がやってきた。 まきえ 兄 妹 駿君 みたいな感じで…。 何故あたしの隣に…? チラッと駿君を見上げると何故か目が合った。 あたしはすぐ、目を反らす。 「ね、茅音ちゃん?」 「ん?」 突然名前を呼ばれてびっくりしたけど、平然と応えることができた。