一瞬、周りの音が聞こえなくなった。 なにもかも、無くなればいいと思った。 こんな世の中……────。 だけどあたしには何もかもを捨てる勇気なんてなくて。 あたしは大嫌いな神様の元で暮らすんだ。 やっぱり神様なんて ───…大嫌い。 あたしのお母さんもお父さんもお兄ちゃんも。 皆ニセモノなの……─? そんなの……いやっ 皆が、皆じゃなくなる気がした。