「ねえ、今の本当…――?」
「…」
お母さんもお父さんもうつむいて答えてくれない。
「………っ ねえッ!」
嘘だよって、笑ってよ!
こんなの、冗談だって……。
ねえ…。
それじゃあ、俺と茅音はなんなんだよ…。
それから大きくなるにつれて、母さんと父さんの話していたことを理解していった。
ある時、調べたんだ。
俺たちの母子手帳を。
「俺の出来事はそんなとこ。
お前も調べてみろよ」
「………」
あたしとお兄ちゃんが兄妹じゃないのは、もう確定してる。
なら、どっちがこの家の子じゃないの…――?
もしかしたら、どっちも違うのかもしれない。
あたしには、知る権利があるよね。

