「困ったわね?和音も茅音も。」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことじゃないわよ……」
「別に、小さな頃は皆そうだろ?
大きくなれば、他に好きな人もできるさ。」
満月の夜。
なせだか目を覚まして、眠れなくなって、リビングに行った。
そしたら、母さんと父さんがいて。
なんの会話してるんだ…?
「そうなんだけど…。ご近所さんに言われたの。茅音と和音は本当に恋人みたいだって」
「そんなの、ほっとけばいいだろ」
「わたしだって付き合いってものがあるし、それにわたしも思ってたの。
茅音は和音のことをお兄ちゃんと思ってる。………でも、」
「…和音は茅音を妹としてみてない、か。」
「ええ」
この時、やっと俺と茅音のことを話しているんだとわかった。

