大半が初めましての方達で、どうにもこうにも話が見えないうえに、場違いすぎて来た事を後悔した。
通りで電話越しに、騒がしかったはずだ。
「初めまして!うわっ、生松岡くん。やっぱイケメンだわー!」
『…………初めまして』
ネクタイの色が赤って事は、先輩だ。
年齢が一つしか違わないけど、年上であることには変わりないので、失言は避けたいところだけど。
イケメンではないと思うし、ここでイケメンではないですよ。と言えば、はっ?社交辞令ですけど?なんて顔をされたくもないので、無難な挨拶だけをしておいた。
「松岡先輩、うちのクラスで大人気なんですよー。まぁうちのクラスだけじゃないですけど、ファンクラブみたいなのもあるくらいなんですよ!」
『……そうなんだ』
どちら様かは存じませんが、それはちょっと恥ずかしいんですけど。
何、ファンクラブって?
俺、アイドルとか歌手になった覚えはないけど。



