『なにあれ、羨ましいわ!』
ある日の昼休み。
教室で弁当を食べながら雑談に更ける俺と昌。
毎度の事ながら、のばらはいない。
恋人だからと一緒に昼食をとるなんて事は、のばらには通用しない。
それどころか、最近ののばらさんは実にクールドライなのである。
倦怠期なんてものじゃない。
そもそもアツアツのラブラブだった事など、始めからなかった気がする。
思わず、リア充爆発しろ!と言いたくなった事もあった。
そんな俺の気も知らず、のばらさんは只今、絶賛ハーレム中にございます。
昌の視線の先には、のばらさんが女子に囲まれている光景がある。