昨日から中澤さんは、そう言っているはずなのにこの時間差は何なのだろう。


「こんな事なら、無理矢理にでも風紀委員にさせればよかった!くそ、女の涙に騙された!中澤さんこそ役者目指せるよ!」



ブラックのばら参上。
こうなると、のばらさんなかなか止まらない。
運よく早く終わる事もあるけど、今日は果たしてどうだろうか。



昼休み以内で終わるだろうか。



「だいたいさ、話したのだって昨日が初めてなのに、なんであんなに嫌われる?生理的に受け付けない的な感じ?」



『そうなんじゃない?』


あながち間違っちゃいない。



「黙って!波留には聞いてない!」



はい。すみませんでした。



俺、これいつまで聞いてればいいですか?

廊下の窓から見える空を眺めながらひたすらのばらさんの文句を聞く。


いや、途中から聞くのを止めた。