『ってか、これ。本当に提出して大丈夫か?』
『どこにも、二役禁止とは書いてない』
『そりゃ、そうだけど…なんか中澤さんへの風当たりが増しそう』
『………その時は、のばらに任せよう』
ごめん。中澤さん。俺の配慮が足りなくて。
ごめん。のばらさん。俺もアホだったかも知れない。
数分後。昌はそのまま担任に提出し、掲示物用にされたプリントをひっそり張り付けた。
昼頃に女子によって発見された事により、中澤さんにまた1つ異名が追加されてしまった。
『おー、松岡。聞いたか?中澤、お嬢様から聖女になったっぽいぞ』
橋本がまた同じ中学だった女子に聞いたみたいだ。
『…セイジョ?』
『あぁ、聖女と書いてマドンナ。それも堕ちた聖女だってさ』
橋本から聞かされた俺は、全ての責任を学級委員(仮)になしつけようと思った。



