『何か問題ある?』
『いや、問題あるって…何か可笑しくね?』
昨日、我先に逃げた奴の言葉とは思えない発言をしやがった。
何を今更。何なの今更。何こいつ。
『のばらがそれでいいって言ったんだから、いいだろ』
俺が持てる力を全て捻り出した打開策だ。
感謝をされる事はあっても文句を言われる筋合いはない。
南さんからは、すげぇー睨まれたけど。
めちゃめちゃ文句を言われたけど。
学級委員(仮)の昌より、よっぽと学級委員らしい事をしたと思う。
『俺、学級委員兼風紀委員なんて聞いたことないんだけど』
『俺だってない』
正直、無理かなぁっとは思っていたけど思いのほか、のばらさんがノリに乗っていたので、訂正の余地もなかったのが本当のところである。
まさか、のばらさんが本気にするとは思わなかった。
一刻も早く解放されたかった昨日の俺は、のばらさんがアホな事をその時ばかりは忘れていた。



