『まじ勘弁。行きたくないわ』
「…あたしも」
それじゃあ、二人の意見があったところで見なった事にして引き返すわけにはいかず修羅場となっている問題児のもとへ詰め寄る。
その時の野次馬の反応といったら、さらに面白くなりそうだと練習そっちのけで食い入るように観戦している。
散れ、見せもんじゃねぇぞ。
こっちは、クソ恥ずかしいんだ。見てんじゃねぇよ。
「ちょっと松岡くん!さっさと歩いてよ!恥ずかしいんだから!」
俺が思ってた事は、南さんも思っていたみたいで、かなりゆっくり歩いていた俺を見逃してはくれなかった。
「ちょっと!そこの運動部男子!あたし達は、動物園のパンダじゃねぇぞ!見たいなら、金払え!タダで見ようなんて抜かしてんじゃねぇぞ!ゴラァァ!」
のばらさんも、それに気付いていたらしく、何とも下品極まりない暴言を吐きまくっていた。



