『こういう時って、女子はどこに行く?』
「は?知らないわ。そもそも逃げるなんて事しないし」
すみません。間違えました。
『おー、波留!もしかして、一ノ瀬ちゃん探してる?』
中庭辺りを彷徨いてたら、今は別クラスだが1年に同じクラスだった奴に遭遇した。
『あぁ』
『それなら、体育倉庫の裏に居たよ。中澤さんと。何かあった?』
『まぁいろいろな。有難う 助かった』
『おう!またな』
思わぬ救世主にあって、思いの外早く見つかった。
それにしたって、何で体育倉庫の裏なんだよ。
のばらのやつ、リンチでもする気かよ。
これ以上、面倒事は真っ平御免被りますよ。
のばらさんよ。
「あ、居たわ」
居た。確かにいた。
何やら言い争いをしている二人がいた。
その場所は、ばっちりグラウンドからは丸見えのポジションでグラウンドを使用する運動部が何事かと野次馬如く気にしている。



