回想。女子たちの会話を再現するとこうだった。
「ちょっと中澤さん。1年の時もそうだったよね?そーゆーの、いい加減にしてくれない?」
「別に中野さんには関係ないじゃない」
「関係ないって、あんたのせいでクラスみんなが迷惑してんの!分かんない?」
「ちょっと、砂羽ちゃん。それは言い過ぎじゃない?」
「のばらちゃんは、優しいんだよ!これくらい言わないと中澤さん分かんないんだから!」
「す、すみません」
「中澤、クジで決まったんだからあんただけ変えるなんて我が儘すぎるでしょ」
「そもそも、このクジ一ノ瀬さんが作ったんでしょ?」
「えっ、うん。そうだけど?」
「何?のばらに何か問題あるって言いたいの?」
「えっ、佳穂?」
「別に。ただ一ノ瀬さんっていい人ぶって好感度あげようとしてんのかなぁって」
「はぁ?あんた何言ってんの?」
「ちょっと、佳穂!中澤さんも待った待った!」
「ほら、そうやってさ。男子の気でも引きたいだけでしょ」
「はぁ?まじ何なの?あんたとのばら一緒にしないでよ!」
「佳穂!?」
「本当の事でしょ?どーせ、学級委員だってあたしに面倒を押し付けようとしてなったんでしょ?決め事で面倒な事あたしに押し付けて早く終われば、みんな喜ぶもんね?」
「なにそれ。馬鹿じゃないの思い込みもはだはだしい」
「南さんも、一ノ瀬さんに使われてるだけだよ。可哀想」
「あんたにのばらの何がわかんの?いい加減な事言わないでくれない?気分悪い」
「南さんが何を言おうが勝手だけど、一ノ瀬さん?あたしは使い走りなんてごめんだから」
「あんた、本当に頭おかしいんじゃないの?どこまで性格ひねくれてんの?あんたの中学の時の事聞いたけど、まじで引くわ。なにその被害妄想。自分1人でやってんのはいいけど、こっちまで巻き込まないでよね。」
で、中澤さんが泣いた。
そして、こんな状況に男子の1人や2人助けてくれると期待して待っていたらしいが誰にも見向きもされず、居たたまれなくなった中澤さんは逃走したのであった。



