弟や母さんは口々に何かを言っていたけど、今はそれどころではない。
家族の前でストーカー退治の話をしてみろ。
大変な事が起きる、俺にな。
のばらは知らない。
のばらがうちの家族にとって、どんな存在なのか。
のばらの溺愛ぶりは、凄まじいものさ。
この家にも、のばらファンがいるという事だ。
「ちょっと、波留。どうしたのいきなり?あたしまだご馳走さまも言ってないのに!」
と、いうわりには、しっかり左手にコロッケを掴んでいる。
『とりあえず、そのコロッケ口に入れるかどうにかしろ』
話はそれからだ。
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