家に着いた時には、もう日も暮れた19時30分を過ぎた頃。
リビングに行くと、何故かのばらが家族と夕飯を食べていた。
しかも、俺の場所。
それ、俺の飯じゃね?
「あら、波留。おかえり」
『…ただいま』
かろうじて、俺の存在に気付いた母さん。
あれ、俺ってここの家の子だったよな。
なんか、すげぇアウェイ感があるんですけど。
のばらに至っては、確実に俺が見えているはずなのに、しらばっくれている。
それよりも、飯を食うのに一生懸命にも見える。
まぁ、夕飯がのばらの大好物なコロッケだからなのだろうけど。
『あれ、兄ちゃん。もう帰ってきたの?』
なんとも突っ込み所がある台詞を吐くのは、弟の冬留(トウル)
中学2年の生意気坊主。



