のばらは、単細胞なだけあって後先考えて行動するタイプじゃないから。
とりあえず、南さんと一緒だから多分大丈夫だと思うけど。
『波留!彼女、校門で待ってるから先に帰るわ!お疲れ』
『おー。お疲れ』
昌は、よほど嬉しいのか飛ぶように帰っていった。
あいつ、ボタンかけ違えてたけど…まぁいいか。
先輩と後輩に挨拶をして、俺も帰る事にした。
クリーニングも出さないといけないし。
「あら、波留くん。久しぶりじゃない」
家の近くのクリーニング店に寄ると、おばちゃんが奥から出てきた。
『ご無沙汰してます。これお願いします』
さっさと立ち去るべく、トートバッグの中身を差し出す。



