のばらは、俺にトートバッグを押し付けるとニッコリ微笑んで南さんと帰っていった。 可愛かったので、クリーニングに出してきてあげよう。 惚れた弱みって結構辛い。 『波留って、そんな事もしてんだ?』 のばらの姿が見えなくなると、昌と部室に向かって歩く。 『っんなわけないだろ』 『でも、それ……』 『今日は、まぁ、いろいろあるからな…のばらには』 『いろいろ?』 『今日は、ストーカー退治をするらしいから』 そう言うと、昌は鳩が豆鉄砲でも喰らったよいな顔をした。 すげぇ顔。