「波留!これお願い!」 放課後、のばらがトートバッグを差し出してきた。 『なに、これ』 「あたしの制服!」 『だから?』 「帰りにクリーニング出しておいて」 なんで俺? 何故か昌が興味深くこっちを見ている。 俺が蹴飛ばした太股あたりを擦りながら、それでもめちゃめちゃ見てる。 力加減が上手くいかなくて、悪かったな。 『俺、部活だけど』 「だから、帰りでいいって」 どうやら、のばらはトートバッグがお荷物になるらしい。 なにしろ、これからストーカー退治をするからだ。