適当に、言い返して流せばいいんだ。
いつもやってる事だろ。
『……うるせぇな』
「なんて?」
あぁ。ダメだ。
誰か俺を止めてくれ。
『……もう、疲れる』
「…は、る?」
『なんだよ、のばらが言えたもんじゃねぇだろ』
「…なに、それ」
『俺の心配すんなら、もう夜に電話してくんなよ!のばら、普通に笑えてんじゃん。っんな事しなくても、もう大丈夫だろ。』
「………………」
『夜電話して、その後勉強して寝ようと思ったらまた電話きて……追試で部活が出れなくなる?分かってんなら邪魔すんなよ』
「ご、ごめん。…でも………」
『でも、なんだよ!俺が必死になってこんな…勉強も部活も………なのに、のばらはいいよな!友達と騒いで、笑って……もうなんか、苛つく』
「なら、あたしじゃなくて別の子と付き合えばいいじゃん」
我に返った時には、もう遅かった。
のばらは、泣く事も怒る事もなく静かに俺に告げた。



