「…で?なんで来たの?」
その前に、飲み物くらい出したらどうですかね?のばらさん。
散らかり放題なテーブルまわりにある物を足でどかしながら、どうにか座る場所を確保する。
ソファーでも良かったんだけど、何か色々積んであったり、服がかかってたりでそっちを退かす方が大変そうな気がして。
『用はないけど…ああ、そう言えば放課後、のばらの事、探してたっぽいよ』
「そうみたいだねぇ。連絡きたよ。芽々ちゃんでしょ?」
『あー、そう。なら、いいけど』
いいんだけど、のばらさん、自分の飲み物だけ持ってきて、俺にはないってどういう事なんでしょうか。
だから、のばらの飲み物を飲んだら、しこたま怒られた。めっちゃ不細工な顔で、自分で持ってこいと言われる始末。
しょうがないので、自分で用意しようと冷蔵庫を開けたら、また後悔した。



