俺の彼女に浮気は無理


その日の放課後。

あの課題もぎ取られ事件から、ぶつぶつ文句をいい続けている昌と部室に向かう途中に女子に呼び止められた。



「ごめんね、松岡くん。のばらちゃん見付からなくて…」



息を切らしうっすら汗をかいている所を見ると、相当探したに違いない。



『あー、いや。のばらと約束?』



「ううん。急に頼みたい事があって…」



『なら、もう帰ったと思う』



「えっ、そうなの?」


『何もないと、即行帰るから。今頃もう校門は出たはずだよ』



「は、はやいね…。そっか、ありがとう松岡くん。」




いやー。逆にこっちがすみません。
そんなになるまで探させてしまって。



そして、あなたの名前知らなくてすみません。

俺、あんまり人の名前覚えるの得意じゃなくて。