すきすきちゅ♪





葵はオレの洋服を引っ張るから、どうしようもなく困ったのを覚えてる。




「葵…葵もいつかは中学生になるんだし。」



「やだやだ!!ひろとくんとはなれたくないもん!!」



「…離れたりしないよ。」




葵は泣いて腫れた目でオレを見上げて



「…ほんとう?これからもあおいといっしょにいてくれる?」



とオレの洋服を握る力を強めた。