「葵………可愛い。」
まじで恥ずかしいし
例えるなら顔から火が出そうってとこだけど
「…ちゃんと好きだから。」
こういうのは今言わないと一生言えない気がするんだ。
「―………え?」
夕日に照らされてオレンジ色になった葵の顔がこっちを向いた。
「えぇ!?…大翔くん////もっかい言って!!」
「え?オレ何か言ったっけ?」
「言ったじゃん!!もう1回言ってよー!!」
「…あんまりしつこいとデコピンすんぞ。」
オレの言葉ですんなり諦めた葵。
葵が言うにはオレのデコピンはそうとう痛いらしい。
「……もう1回言ってくれてもいいじゃん。」
隣の葵は頬を膨らませていじけてしまった。

