「え?え?大翔くんどうしたの?葵、なんかした?」 「あ…いや、別に…」 葵の顔を見てると降谷の言葉が頭の中を駆け巡る。 『頭、好きだよ。』なんて早口で言えば3秒で済むじゃん。 頑張れ、オレ!! 「………あお…っ」 「あれ?葵ちゃんだー♪」 ………誰だよ オレの言葉をさえぎったのは、どう見ても小学生のガキ。 背中には黒いランドセル。 ―…葵の友達か?