すきすきちゅ♪





「葵…頼むからオレのこと嫌いにならないで……」




弱々しい大翔くんの声が葵の耳元で聞こえた。




葵は言葉の意味をよく理解できない。



葵は大翔くんのこときらいになれないのに。



ていうか大好きなのに。




目の前の大翔くんの上げた顔は真っ赤だった。