ピンポーン


俺は綾音の家のチャイムを鳴らした


『入って~』


「普通は玄関くらいまででてくるんだけどな……」


何度も来てるからチャイムすら鳴らさなくていいだろうが向こうは年頃の女子ーーーまあ俺も年頃の男子だがーーー勝手に入ったらどんなハプニングに遭遇するかわからない


「おじゃましまーす」


靴を綺麗に揃え、リビングに入る


「いらっしゃーー」


短パン、シャツ、ポニーテールとなかなか露出しているラフな格好でソファに座りながらテレビを見ている綾音がいた


「出迎えくらいこっち見ろよ」


俺も綾音の横に座った


「あんたは亭主かってのー」


「うるせぇー」