「大丈夫...どこにも行かないよ」


そういって頭を撫でた。


なんでこんなことしてるのか私にもわかんない。


けど、どうしてもほっとけない。



似てる...昔の私と。



「んん...愛優?」



そういって目を開ける翔琉。


間近で見るのは初めて?かわかんないけどすっごい綺麗な顔してる。



こんな顔に見つめられたら嫌でもドキドキしてしまう。



「なんでお前こんなとこに...?」


いや、あんたでしょ!?


...なんて言えるわけもなく。


「翔琉が引っ張ったんでしょ!私学校行かなきゃならないから離して!」


そういうと翔琉はもっと強く抱きしめた。


「むり。学校には送っていってやるよ」



やだ。



私の日々の日常を知られたくない。