そうして、私は布団の中に入った。
あの夢...
翔琉はソファーをベットの横に持ってきた。
なにすんの?
それからすぐに電気を消してソファーに寝転がって目を閉じた。
なんでわざわざ近づけるかな?
そう思いつつも私も目を閉じた。
中々寝付けない。
ねぇ、あの人はどこにいるの?
私はあなたが死ぬほど憎いはずなのに
どうして、会いたくなるの?
怖いよ、全てが。
両親も、坪谷たちも、あの男も...
ギュッ
いきなり、手に温もりを感じた。
「怖いんだろ?仕方ねぇから握っといてやるよ。」
寝てなかったんだ...。
「大丈夫だよ」
そういって繋がれた手を離そうとしたら
ギュッ
さっきよりも強く握られた。
「安心しろ、俺がお前を守ってやる」
“守ってやる”
私はその言葉をずっと聞きたかったのかもしれない。
嘘でもいいから、誰かにそう言って欲しかったのかもしれない。



