「ありがとうございます...」
來輝さんと別れて
翔流の眠る病室に行った。
そこには色々なチューブや機械が繋がれた翔流がスヤスヤと眠っていた。
大丈夫、翔流はちゃんと生きてる。
翔流は私を残してなんて死なないよ。
そんな卑怯な事はしない。
「だったら...早く目を覚ましてよ、翔流っ...
なんでっ...早く...早く起きてよ。うぅ...」
大切な人が目の前で笑ってくれるのは
当たり前じゃない
それが今なら痛いほどわかる。
日常なんていつどう変わるかわからない
だって、あんなに悲惨だった毎日も
翔流と...彼と出会ってから
私の毎日は少しずつだけど輝き始めた。
だから、これからも輝き続かせてよ...
翔流がいないと私はダメな人になっちゃうよ。
もう翔流なしじゃ生きてけないよ...