なんでそんな顔するの?
何も言えないじゃん。
「ねぇ、なんでそんな顔するの?」
あ...
私ってば口に出ちゃってるって!!
ヤバイ。
「は?」
「いや、なんでも。今日はもう帰るから」
「もう帰してあげたらどうですか?こんなやついてもいなくても変わらないですよ」
涼介が私を冷たい目で見てくる。
涼介の言う通り。
私がいたって何も変わらない。
何の役にも立てない。
「涼介の言う通りだ。翔琉、もういいだろ」
海野さんも私のことを軽蔑した目で見ながら言った。
私はどこにいっていらない存在で
邪魔者で生きててもしょうがないんだよ。
でも、死ぬことなんてできない臆病者
みんながいうように私なんか生まれてこなきゃ良かった。
「黙れ」
ものすごく低い声で翔琉はそう言った。
きっとその場にいた全員が驚いたことだろう。



