「わかったような事言わないでよ!!」
「何もわからない...けど
“人を愛する”ってことは
幸せばかりじゃないってことはわかる。
相手のため?そんなの知らないわよ
好きならとことんついて行きなさいよ!
その人のことほんとに好きなんでしょ?」
「うぅ...好きだよ。大輝くん...」
私は泣きじゃくる彼女を
そっと優しく抱きしめた。
花菜さんが泣き終わると
「愛優...。俺、明日行ってくるから」
翔流は静かにそういった。
「翔流...本当にもうどうしようもないんだよ。
今更、もう遅いよ...」
花菜さんがしんみりとそういった。
なんでこんなに世の中は理不尽なんだろうか。
どうして...
どうしてみんなが幸せな道には
歩めないのだろうか。



