「痛いよ...うぅっ...」


「ちょ!?そんなに痛かったのか!?」


急に焦る翔流。

レアなんじゃない?


でも、痛くて泣いてるんじゃなくて...



「...嬉しいから」


これは夢なんかじゃない


そう思うと嬉しくて────────


つい、泣き虫が出てきてしまった。


「はぁ、もう可愛すぎ。

そんなこと言われたら俺、期待するって」



愛しい人の温もりに包まれることは


こんなにも嬉しいことなんだ。