「なんでだ?愛優」
翔琉さんがそう聞いてきた。
え、なんて答えよ!?
ここで
“美姫(はるひめ)”やってました~
なんて言えるわけないし。
どうしたらいいの!
「どうしてだろうね...アハハ」
そう、私は世界NO.1ハッカーの美姫なのです。
中学の時に家をこっそり抜け出して街に出て悪い奴らを懲らしめていた。
ストレス発散ってやつ?
それになりたくてNO.1のハッカーになった訳じゃない。
ただ、誰にも過去を知られたくなくて厳重に管理してセキュリティをばっちりにしていたら知らない間にハッキングのことを覚えてしまっていた。
まぁ、昔の話だけどね。
「お前...どっかのスパイじゃね?」
凪仁さんがそんなことを言い出した。
ほらやっぱり私を追い出そうと。
「そんなわけねぇよ」
私が言葉を発しようとした瞬間、翔琉さんがそういった。



