翔流は私のことをなんとも思ってないのにね。 今も呑気にテレビ見てるんでしょ? 私のことなんか忘れて... ダメだ。 これ以上考えても翔流のことしか思い浮かばない。 「おいっ!!なんとか言え!」 父親は怒鳴るけど、私は負けない。 キッと父親を睨む。 「まぁまぁ、次は俺の番っすよ」 急にあの男が私の方に近寄ってくる。 「やだっ!!来ないでよ!!」 男は私の膝の上に乗ってきた。 押しのけようとしても重くて動かない。