そんなの......


「俺は絶対無理だ...何が何でも探す」


静かに呟いた。

すると、來輝が立ち上がって


「もう無理なんだよ...諦めろ。」


その顔に一筋の雫が零れた。


來輝...


「わりぃ、いくら來輝でもそれは聞けねぇよ」


だって、俺は......


「愛優のことは俺が守るって言ったんだ、有言実行しないとかっこ悪いだろ?」


こんな時でも俺様的になってしまう自分に少し笑ってしまう。