【完】最強な彼に愛されて





「お前、さっき姫の一大事つったよな?」


俺はお前が考えてることがわからない。


お前は愛優を助けたくないのか?


「翔流...俺だって今すぐにでも助けたいけど...」


來輝は下唇を悔しそうに噛みながら言葉を続ける。


「それができないからめちゃくちゃ悔しいよ...」


「できないってなんでだよ!」


「落ち着いて聞いてくれ...愛優ちゃんが連れていった男達は組織の仲間だ。もう今行っても手遅れかもしれない。それに上がこんなこと許してくれない」


組織...?

愛優は手遅れ...?

上が許してくれない...?



「そんなの知らねぇよ!!」


そんなこと俺の知ったこっちゃない。

俺は愛優を助けたいだけなんだ。

例えそれが間違っていたとしても。


全てを失っても愛優が欲しい。