「愛優...やっと見つけた」
そう私を呼んだのは父親だった。
でも、その顔は心配した顔でもなく
むしろ、ニヤリと笑っていた。
「愛優~探したんだぞ~」
そういってニヤニヤしながら近寄ってくるあの男。
近づかないでっ!!
こんな姿、麻里奈には見せられない。
だったら、答えはひとつ...。
「ごめんね、お義父さん」
私は偽りを演じるしかないんだ。
あの男なら麻里奈まで襲うに違いない。
そんなこと絶対にさせない。
「ごめん、麻里奈。私、用事があったの。だから先に帰って?出来るだけ早く...」
メニュー