「愛優...?」


俺は正直、驚いた。

あの愛優がこんなことするなんて...


「...私は翔琉を裏切らないよ」


やっぱり君は優しい人だ。

そうやっていつも俺を優しく包み込んでくれる。


愛優の言葉に俺は堪えていた涙を流した。



もう“ 愛 ”なんていらないと思っていた。


よくテレビでいう

“好きになるのに理由なんていらない”

いつもならバカにしてるけど今はその気持ちがわかる。