【完】最強な彼に愛されて




いつもなら


“大丈夫だ、俺がいる”


そういって抱きしめるのに。


今日はそんなことしたいとも思わなかった。


謝って済むと思ってんのか?


「お前なんていらねぇ、勝手にしろ。もう俺達終わりだ」


俺はそういって花菜と別れた。


それからだ。


“ 愛 ”なんて信じなくなったのは。


どうせ、どんなに愛してもいずれは俺の前から居なくなるんだ。


何より、浮気相手が俺の尊敬する人だったから余計に悲しかった。



そんな俺が総長の後を継ぐことになって


仲間とも出会い、今に至る。



別に今の生活に不満はない。


かといって、満足とも言えない。