「俺も悪かった。ついカッとなってあんなこといっちまったけど本心じゃねぇから。」
翔琉...
「それと、言ったろ?」
「え?」
「お前は俺が守ってやるって」
そういった翔琉がすごくカッコよく見えた。
いや、実際かっこいいんだけどね。
「...ありがとう。」
もう、こんなに好きにさせるなんて
翔琉はホントにせこい人だ。
「翔琉がいなかったら私また...」
安心しているのに心のどこかでまだ恐怖が潜んでいる。
「バーカ、心配すんな」
そういってデコピンされた。
「もうっ!痛い!」
「ほら、帰るぞ」
翔琉は笑いながらそう手を差し出してくれた。