「俺ん家に泊まりなよ。行く場所ないんでしょ?」 え、來輝さんの家!? 空いた口が塞がらない。 「嫌?」 「い、いや、全然!!嫌じゃないんですけど...」 「けど?」 いや、なんというか行きづらい。 かといって翔琉の家に帰るなんてできないし... 「やっぱり、今日は大丈夫です!友達の家に泊めてもらいます!」 來輝さんごめんなさい。 嘘つきました。 ホントは友達なんて呼べる人私はいません。